界面活性剤について

こんばんは。

長く石鹸オフを実践してきた毛穴ですが、私の知識量の増加や、世間でのオイル洗顔の流行等、思うところがあり、現在クレンジングの見直しを行っています(別途記事にします。)。

今回は、クレンジングのキーである(洗浄成分としての)界面活性剤を切り口として、見直し期間で実践したクレンジングツールについて書いていきます。

 

 

界面活性剤について毛穴的解釈

界面活性剤については、考えが分かれるところかと思います。

個人的には、肌から油性の汚れを ①剥がし ②水で流す ためには必要不可欠である一方、肌の上にずっと置いておきたくはない、と考えています。

メイクを落とすことができる界面活性剤が、メイクと同じ油性である皮脂にも影響を及ぼすことは明らか。皮脂は肌が持つ天然の保湿クリームで、肌のバリア機能を正常に保つためにも必要不可欠な存在なので、欲を言うと界面活性剤は使いたくないくらい。

一方で、光老化を避けるためにも、最低限日焼け止めは塗らなければいけない。それを洗い流すために、界面活性剤の力を借りることはやむないと考えます(メイクもしたいしね)。

 

石鹸でのクレンジング

「界面活性剤は肌によくない、だから石鹸がいいんだ」なんとなく耳馴染みのよい言葉ですが、石鹸も(天然の)界面活性剤です。しかも、その洗浄力は弱酸性の洗浄剤に比べて強いです。

石鹸がその他の界面活性剤と異なるのは、界面活性剤が肌に残り続け、肌に刺激を起こすリスクがないということです。

前提として、石鹸を含むクレンジング料を完全に落としきるということは不可能で、成分の残留はやむないと考えます。保湿成分も、界面活性剤も。

その点、石鹸は水で薄めるとその洗浄力(界面活性性)を失うという特徴を持っているので、肌に残留したとしても、もはや刺激を起こす原因にはなり得ません。

先ほど書いた通り、一般的に洗浄力が強いので、石鹸選び、肌に乗せる時間等の工夫は必要です。

 

オイル洗顔

最近流行りのオイル洗顔。先ほど界面活性剤について「肌から油性の汚れを ①剥がし ②水で流す ためには必要不可欠」と表現しました。

②について、水で洗い流さないなら界面活性剤は必要不可欠ではない、そういう風にも読み取れますよね。まさしくそれがオイル洗顔です。オイルで油性汚れを浮かし、それをティッシュ等で吸い取るという手法です。

この辺りは詳しい方々がTwitter、ブログ等で情報を発信してくださっているので参考にしてみてください。

界面活性剤による刺激のリスクが、洗浄中も洗浄後もない、ということで、最近は私も米ぬかオイルで実践しています。

肌に残るオイルの量は石鹸やその他のクレンジング料に比べて多くなると思うので、(特に酸化の観点で)オイルの種類や質には注意が必要と思います。

 

肌に刺激のない界面活性剤?

最近はクレンジングクリームも使っています。

界面活性剤としてレシチンを採用しているもの。レシチン、ご存じですか?マヨネーズの成分表示を見ると載っているかもしれません。

レシチンは、皮脂に含まれるリン脂質という成分の集合体です。もともと肌にある成分(の集合体)ということで、肌刺激のリスクが少ないと考えています。

その分洗浄力も弱いので、レシチンを主成分としたクレンジングを作るには工夫が必要なようで。各社、オイル洗顔のように拭き取りを推奨していたり、レシチンとその他の界面活性剤を組み合わせていたり、と様々です。

お気に入りのクレンジングクリームは、石鹸やオイルと合わせて次回のブログで紹介します。

 

あとがき

ここまで、界面活性剤を切り口に、石鹸・オイル・クレンジングクリームでのクレンジングについて書きました。

今回は理論的な話でしたが、次回は実践編ということで、お気に入りのアイテム、それぞれの使用感や肌実感などについて書きます。それでは。