石鹸オフの調子はどうですか
こんばんは、毛穴です。
私事ですが、初めて石鹸でお化粧を落としてから(以下「石鹸オフ」といいます。)約1年半が経ちました。
石鹸オフを始めた経緯、その後の経過等を書いていこうと思います。
石鹸オフを始めた経緯
きっかけは、MiMCの代表者である北島寿氏著「クレンジングをやめたら肌がきれいになった」を読んだことです。
当時、毛穴に悩んでいた私は、毛穴を隠すシリコン系の下地を塗り込み、それを落とすために洗浄力の強いクレンジングを使用していました。さらに、溜まってしまった毛穴汚れに対しては毛穴パックやスクラブまで行っていたため、肌が乾燥してしまい、保湿にもかなり気を遣う必要がありました。
このように、化粧、クレンジング、保湿のそれぞれにかなりの工数を掛けていましたが、毛穴悩みは改善されず、何か根本的に変えなくては、とぼんやり考えていました。
そんなとき、表紙の安達祐実氏に惹かれ、本著を手に取り、そこで紹介されていた北島氏の考え方に興味を抱き、石鹸オフを始めることを決めました。
その考え方とは、石鹸で化粧をオフすることで、肌の潤いを奪いすぎないため、シンプルなスキンケアでも肌が潤うようになる、また、続けることで肌調子が良くなり、ナチュラルなメイク(恐らく、石鹸でオフできるような)でも十分綺麗に仕上がるようになる、というものです。
MiMCのWEBサイト(https://www.mimc.co.jp/shop/mimc_contents/sekkenoffmakeup.aspx)にも同様の記載があったので、ご興味があれば、是非読んでみてくださいね。
石鹸でオフするために(毛穴の場合)
1. コスメの選び方
石鹸でオフするためには、当たり前ですが、石鹸で落とすことのできるコスメを選ぶことが必要です。クレンジングが必要なコスメを無理に石鹸で落とそうと擦ったりすると、肌への刺激になってしまいます。また、落としきることの出来なかったメイクが肌表面に残ることで、肌トラブルの原因にもなりかねません。
私も、もちろん石鹸で落とすことの出来る商品を使っています。具体的には、シリコンや合成のワックス・着色料等を避けています。
また、ファンデーションは使っていないです。石鹸オフを謳っている商品でも、ファンデーションやコンシーラーなどカバー力の高いもののなかには、落ちにくいものもありますので、次に書く私の石鹸オフの方法を(ありがたいことに)参考にしていただく場合には、ご注意くださいね。
2. 石鹸オフの方法
①ぬるま湯で予洗いする。
②泡だてネットを使い、出来る限りたくさんの泡を作る
時間短縮のため、泡立てネットを使用しています。手で泡立てるよりかは、きめ細やかさが少し劣ります。
③泡を皮脂の出やすい箇所から順に乗せていく。
鼻・額から乗せ、最後に頰に乗せます。
④指を2本使って、優しい力でくるくると撫でる。
力が入らないよう、指2本と決めています。目の周り、小鼻等皮膚の薄い箇所は中指だけで。
⑤速やかに洗い流す。
石鹸は優しいようなイメージがありますが、れっきとした界面活性剤なので、くるくるし終わったあとはなるべく早く洗い落とすようにしています。
洗浄力の高いものをか弱い肌の上にいつまでも置いていたくないですもんね。
石鹸オフの調子はどうですか
一言で纏めるとgoodです。
1. 毛穴汚れが改善された
黒ずみ毛穴に悩んでいたのですが、大分改善されました。落としやすいコスメを使うようになったことが一番の要因かなと思います。
2. クレンジング・スキンケアが楽になった
現在、メイクのオフは、お風呂の際に身体と一緒に洗い流すことで済ませています。
また、洗浄力の強いクレンジングを使用していた時と比べると乾燥が抑えられるため、スキンケアもシンプル(化粧水+オイル)になりました。
3. 「まあ、いいか」と考えることができるようになった
以前までは、肌の粗(私の場合は特に毛穴)を完全に隠し、かつそれが崩れないように、と躍起になっていましたが、最近では、少しくらい肌の粗が見えたって、生の人間っぽくて「まあ、いいか」、多少化粧が崩れたとしても、パウダーをはたけば「まあ、いいか」とラフに考えることができるようになりました。
4. 石鹸選びが楽しい
石鹸ってたくさんの種類があって、それぞれにこだわりが詰まっていたりして、選ぶのがとても楽しいです。私は、旅行に行くたび、その土地で採れたオイル等を原材料にして作った石鹸を購入していますが、思い出になるのでお勧めです。その際、表記には注意しましょうね(「雑貨」表記の石鹸は、化粧品製造販売業許可を取らずに販売しているものです。もちろん「雑貨」表記の石鹸でも成分にこだわりのあるものはたくさんありますが、肌へ使用する際は、自己責任で(自戒込め)。)。
あとがき
石鹸オフを万人にお勧めするかというと、そうではありません。石鹸オフは、石鹸でオフすることができるコスメを使うことが前提となっていますが、人によって好きなメイク・コスメは違うと思うので。
どんなコスメを使うにしても、そのコスメを落とすに適した洗浄力のクレンジング(ないし石鹸)を見つけることができれば、それで良いと思います。
「ナチュラルなベースメイクがすき」「肌悩みがあり、いろいろなケアを試したけれど改善しない」といった方は試してみる価値があるのかも。それでは〜〜
参考文献
北島寿「クレンジングをやめたら肌がきれいになった」文藝春秋, 2017年